【七五三の母親も美しく見えるコツ】
こんにちは。着付講師の竹内千尋です。
ご訪問ありがとうございます。
前回のブログでは、産着を七五三の時に仕立て直すというお話をしましたが、
今回は、七五三での母親の服装のマナーと、所作についてご紹介します。
11月15日は子供の健康と成長を祝う行事
【七五三】です。
七五三での母親の服装マナーを3つご紹介します。
1:主役の子供より格を下げる
2:子供より目立たない
3:家族のバランスを考える
七五三の子供が晴れ着を着た場合、母親も着ものを着ると統一感が出ます。
その時の着ものとして相応しいものは
「訪問着」全体的に絵画のように柄が配置されているもの
「付下げ」裾の方に柄が多いもの
「色無地」単一色で柄がないもの(紋が付くこともある)
などの「準礼装」という格付けのものを選ぶと、服装マナーとしてもとして、よいとされます。
では、実際に色無地以外で私の着ものを使って説明していきたいと思います。
まずは、「訪問着」です。
明らかに華やかですね。
襟~前身頃~袖、柄が繋がっているのがわかりますでしょうか?
裾模様も同じように繋がっています!
仮に仕立ててから染めるので、全身繋げることができるんです!
若い頃は黒っぽい着ものを選ぶことが多かったのですが、歳と共にフォーマル感のある白っぽいものが増えてきました~💦
次に「付下げ」です。
見比べるととてもシンプルです。
宝相華(ほうそうげ)と呼ばれる空想の花を模したものが点在していて、裾に柄が集中しています。
この着ものは自分の顔のくすみが急に気になり始めた頃に買ったものです。顔映りが良くなる白(レフ板の代わり)しか選んでいなかった記憶が・・・
汚れを気にすることより顔色がよく見える方を選択していたんですね💦
今は着ものを着ているだけで良しとされる時代ではありますが、
「訪問着」、「付下げ」、「色無地」を
選ばれると、七五三のお祝いに相応しい装いになります。
色や柄の選び方は、淡い色や柄で上品なフォーマル感のあるもので、主役の子供とのバランスや「秋」という季節感の柄を選ぶと、より素敵になります。
そして、先日マナーのお勉強を改めてする機会がありました。
そこで学んだことの中で、着ものの時にもすごく参考になることがありましたので皆様にもご紹介します。
七五三では、写真館や神社、おうちなど色んなところで記念写真を撮ることが多いと思います。
いくら子供さんの引き立て役だとはいえ、自分だって美しく写っておきたいと思いますよね。
その時に心がける美しく見せる所作のポイントを4つ紹介します。
1:一番大事なのは笑顔
2:その次は美しい立ち姿です
背筋を伸ばし、上から吊り下げられているイメージで首を伸ばします。
お尻にギュッと力を入れ立ちます。
洋服と違い、足元は内股にし、体重を親指に乗せ体を少し前に傾けます。
(ここまででも想像以上に体幹を使います💦)
3:手は左手を上にして前で軽く組みます。指先は必ず揃えておきましょう。
4:椅子に座るときは、帯に気をつけながら3分の2ぐらいの位置に腰掛けます。
もちろん背筋を伸ばして、膝とつま先を揃えます。
このポイントを押さえておくだけで、「品のある素敵な母親」として思い出の写真に残ることでしょう。
ここで実際に、私が立ち姿の比較写真を撮ってみました。
顔まで緩んでいるのは気にしないでください💦
立ち姿や座り方に慣れて経験を積み重ねることで、「粋」に着ものを着こなせるようになります。
私は猫背と首が短いのがコンプレックスなので、少しでも長く見せたい為に、気付いたら洋服のときでも「美しく見せる所作」を心がけています!
なかなか習慣になるまでは長い道のりですが・・・
意識をして品格のある素敵な女性を目指しましょう!
ぜひお試しください💕
次回も楽しい着ものコーデと身近で役に立つ知識をご紹介いたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。